門前仲町から少し、新木場の方向に入ったところにある古石場公民館に寄り、小津めぐりというツアーがあるのを知りました。2023年は、小津安二郎の生誕120年ということで、WOWOWでは、現代版にリメークしたドラマなどを放送していましたが、ゆかりの地である江東区でもということでのイベントなのでしょう。
ツアーといっても、だれかが、案内してくれるのではなく、勝手に自分でゆかりの土地を訪れ、スタンプをスマホでゲットとするという、ポケモンGOみたいなやつでした。スマホにアプリをダウンロードすれば、だれでも参加できる仕組みです。
スマホに示された地図をもとにして12か所を訪問、至近の場所まで行くと、スタンプが押されるという仕組みです。
地図に示された場所まで行くと、スマホにスタンプが押されます
興味があれば、【小津めぐり】「生誕地、深川を歩く」in 江東 | 古石場文化センター | 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 (kcf.or.jp)
訪問場所は、12か所、全部のスタンプをゲットすると、記念品がもらえます。
野球の練習がある集合場所の南砂に行く前、八丁堀駅を出発してツアーを始めました。
最初の訪問地は、水天宮。これは、OZUツアーには関係ないのですが、経由地なので寄ってみた、なんだかビルの2階?になるのか、水天宮が様変わりで驚きました。お孫さんが生まれるなど、同級生で訪れた人も少なくないでしょうが、さすが東京の中心地にある神社という感じです。
中央区から、清洲橋を目指します。ここが、今回の最初の訪問地になります。この日は、晴れていてスカイツリーもきれいに見えました。
スポットに到着すると、スマホにスタンプをゲットしたと表示され、そのスポットの小津関連情報が表示されます。清洲橋は、1960年の「秋日和」に登場するそうです。美しい未亡人とその娘の間に起こる心の波風を繊細に描いた、晩年の名作だそうです。
清洲橋を渡り、江東区に入り、芭蕉記念館を目指します。
芭蕉記念館では、小津安二郎が生涯に220の俳句を残した俳人であったことが表示されます。「縫箔のたつきの蝶の昏れ泥む」、シンガポールに抑留されていたときの俳句だそうです。
ここまでは、順調にスタンプをゲットしたのですが、この次のスポットに到着してもスマホにスタンプが表示されません。たぶん、ランニング用の腕時計もGPSを使っており、スマホに連動しているので、これが邪魔をしたのだと思いますが、あきらめて、砂町に向けて走り出します。
広大な木場公園を通過すると、多くの人が日曜の午前中をのんびり過ごしていました。材木にあふれた姿は、どこにもなく、「木場」という地名だけが残った形です。
木場公園から、細長い仙台堀川公園を進み、横十間川公園にぶつかるところで、「野鳥の楽園」みたいになっている光景にぶつかりました。野鳥といっても、かなりでかい!野球チームの人に聞くと、このあたりはかなりの悪臭で、有名みたいです。少し進むと、和船の乗り場あたり、こちらは、動画で確認してください。
ツアースポットで唯一、砂町にあるガスタンク跡地を目指します。アリオの裏、砂町銀座を抜けて、明治通りを渡り、少し進んだところに、北砂第二公園というのがあります。このあたりに、かつてはガスタンクがあったそうです。その後、ガスタンク跡地には、北砂小学校などが建設、小津映画では、「東京の宿」に登場、気のいいお調子者の喜八が、江東の工場地域を職探しに回るときにガスタンクが背景として登場するそうです。1935年の映画なので、TSUTAYAレンタルでは、なく、視聴はあきらめました。
北砂第二公園では、なんとかスタンプをゲットできました。一日で、全てのスタンプをゲットする予定だったのですが、後日、再挑戦することにして、元八幡神社に向かいました。
1月の中旬に参拝したのですが、初詣の人がちらほら、小さな神社の落ち着いた雰囲気でしばし、ゆっくりしました。おみくじは、中吉、ちょうどよい感じです。